教育内容
「万学の基礎」となる読書教育
蔵書32,000冊を誇るノーベル図書館は、児童のお気に入りの場所です。広い図書館も、休み時間は児童でいっぱい。
毎年の図書の時間のスタートには、専門の司書教諭によるオリエンテーションを行います。
図書の分類の説明やブックトークを聞くと、児童は本の世界に興味津々です。創立者コーナーやお薦め図書コーナー、チャレンジ図書コーナーなど、様々なコーナーを用意し、児童の読書に対する意識を高めています。
また、貸出もバーコード形式を採用し、コンピューターで一人一人の読書履歴が分かるようになっています。
ペアード・リーディングは、高学年が低学年の児童に本の読み聞かせを行う活動で、2004年「栄光の日」から読書推進の一環としてスタートし、本校の伝統となっています。
最近は、ペアからグループへ変化するグループ・リーデイングも行っています。自分が読んで感動した本を、創価の弟や妹に読み聞かせをしながら紹介します。先輩の本の読み方が良きお手本となり、後輩の読書への意欲が高まっています。
おはなし会のメンバーが毎年、来校してくださり、楽しいピノキオおはなし会を開きます。言葉遊びをはじめ、昔話や外国の民話などを紹介。
一緒に歌を歌い、創作物語も紹介してくださいます。
児童はおはなしの世界を十分に味わい、心を広げています。
本校では、各学年にあった推薦図書を決めています。
推薦図書には、創立者の童話や小説などの著作、創立者スピーチで紹介された本や偉人の伝記、長く読み継がれてきた名作や人気のシリーズものなど、様々なジャンルの本が選定されています。
推薦図書カードを学年で作成したり、学年掲示板コーナーを設けたりして、全校児童が取り組めるようにしています。
6月は「ノーベル図書館まつり月間」。いろいろな工夫をしています。図書委員会が「紙芝居ランド」を開いたり、「手作りしおり」をプレゼントしたりします。
図工の授業では、読書感想画にも取り組みます。教職員の「おすすめ図書カード」の紹介も大好評です。
児童は、こうした様々な取り組みを通して読書のおもしろさを感じ、心の旅を楽しみます。
朝の始業前の全校読書を「ノーベルタイム(朝読書)」と名付けています。お気に入りの本を朝の清々しい光に包まれて読む時間は、とても貴重な時間です。
また、常に本を手元において時間ができたら本を開く読書習慣を「ワンブック運動」や「スキマ読書」と名付けて推進しています。
本は人の頭脳にとって森の巨木のようなもの。早く植えれば植えるほど、時と共に大樹へと育ち、実がなります。やがて森は成長し、快活な場所になっていきます。
こうした取り組みを通し、児童は心の栄養をたくさん吸収し、豊かな心を育んでいきます。